Magic: The Gathering(マジック:ザ・ギャザリング、MTG)は綺麗かつ魅力的なカードが多いものの、約30年の歴史の中で様々なバリエーションやデザインが出ており、初心者が理解するには少しハードルが高くなってしまっております。
そのハードルを乗り越えてMTGにハマっていただけるよう、本サイトでは複数の記事に分けてMTGのカードの種類についてご紹介させていただきます。
簡略化して記事を作成するよう心がけておりますので是非お付き合いください。
※まずは概要を把握いただくことを主目的としているため、例外はかなり省いています。
中級者以上の方は指摘したくなるポイントがあるかと思いますが、例外は別の記事にまとめますのでご理解ください。
(ほぼ)全時代に見られるバリエーション
まずはMTGの約30年間の歴史において(ほぼ)全時代共通で見られるバリエーションを紹介します。
言語
まずは以下の画像をご覧ください。
似たようなデザインのカードですが、それぞれ日本語と英語となっています。
MTGはアメリカ発祥のカードゲームなこともあり、英語版をメインとして様々な言語での商品展開がされております。
言語についてはこれまで追加されたり削除されたりしておりますが、2024年10月時点の最新商品では英語・日本語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・スペイン語が展開されています。
MTGの公式大会では言語の制限はないため、日本で英語のカードを使っても問題ありません。
※当然効果は説明できる程度にちゃんと把握しておく必要があります。
私は単純にカッコいいからという理由で英語版で集めていますし、個人の好みで収集をしてみてください。
なお、今はないですが昔はロシア語と中国語があり、日本語・英語の次に人気な言語の印象です。
foil(フォイル)
以下の画像をご覧ください。
先ほどの言語と違い少し分かりづらいですが、右側は「foil版」となっています。
foilとは光っていることを言い、キラカードのことです。
ほかのカードゲームをやっていた方は「同じカードで光っているものと光っていないものがある?」と疑問を持つかもしれません。
ほかのカードゲームでは高レアリティのカードが光っており、低レアリティのカードは光っていないことが多いですが、MTGでは光っていない高レアリティのカードもありますし、光っている低レアリティのカードもあります。
このバリエーションの多さがMTGの複雑さであり、コレクションの奥深さの元になっています。
ちなみに光っていないカードを「nonfoil版」や通常版と言うことがあります。
なお、foil版は綺麗ですが乾燥/湿気によって曲がりやすい性質があります。
著しく曲がっているカードは大会ではNGのため、プレイヤーの方はnonfoilで集めている方が多いです。
時代ごとのバリエーション
先ほどまでご説明をしてきたのは(ほぼ)全時代に見られるバリエーションとなっております。
一方で以下の画像のように、時代ごとに見られるバリエーションもあります。
※枠の色が異なりますが、この色はカードの属性・特性に応じて決まっています。本項目では枠の形に注視してご参照ください。
旧枠
以下をご覧ください。
この枠のデザインを「旧枠」と呼びます。
「旧枠」は名前の通り昔の枠となっており、1993年のMTG開始~2003年5月頃まで採用されておりました。
以降の時代の枠と比べると枠の存在感が強く、イラストが小さめですがレトロ感ゆえに根強いファンが多いです。
旧枠のカードは本ブログで多数紹介しておりますので、興味ありましたら以下ボタンから見てみてください。
ちなみに旧枠は英語で「Retro」と呼ぶそうです。海外のサイトで探すときはぜひ。
新枠(2003年6月~2014年6月)
これまでの時代の「旧枠」と比較して、以降の枠を「新枠」と呼びます
ややこしいのですが、「新枠」の中でも時代ごとにバリエーションがあり、前期のデザインがこちらになります。
「旧枠」と比べイラストの存在感が強くなっております。
新枠(2014年7月~現在)
こちらが現在も使われている「新枠」となります。
1つ前の「新枠」と一瞬違いが分からないかもしれないですが、1つ前の新枠はカードの一番下まで枠の色がありましたが、こちらは黒くなっています。
また、この時代は「新枠」の中で複数の枠のバリエーションがあります。
その件は例外を説明する記事でご説明をさせていただきます。
ここまで時代ごとの枠を紹介させていただきましたが、ここに全時代共通の言語・foilのバリエーションが加わってきます。
つまり、「英語版旧枠foil」や「日本語版新枠nonfoil」などのバリエーションが存在することとなります。
さいごに
ここまでお読みいただきありがとうございました。
本記事では例外の情報を可能な限り省いてご説明をさせていただきましたが、理解出来ましたでしょうか。
例外をご説明する記事はかなりボリュームが大きくなりますが、私としてはMTGを楽しんで知っていただきたいので無理はせず、カードを色々見ながら情報を集めてみてください。
以下のボタンから様々なカードが見れますので休憩がてら好みのカードを探してみてください。
また、例外を説明する記事は以下になりますので是非読んでみてください。